人気の高いアパレル業界のバイトでは、履歴書の志望動機が採用結果を大きく左右します。
たくさんの応募者がいる中で、「服が好き」「ブランドへの憧れ」といった志望動機では採用される可能性は低いでしょう。
そこで今回は、おしごと百花の日本全国で40万件のアルバイト・パート情報を扱う経験を活かし、次の4点について解説します。
- アパレルバイトの志望動機に書くべき内容
- 採用率を上げる志望動機の書き方
- 【例文】アパレルバイトの志望動機(高校生・大学生・主婦)
- アパレル業界の志望動機NG例
それでは、本文をご覧ください。
カフェアルバイトの志望動機が知りたい方は「【例文付き】カフェバイトの志望動機の書き方とポイント」、事務アルバイトの志望動機は「【例文付き】事務職の志望動機の書き方とアピールポイントを解説」をご覧ください。
アパレルバイトの志望動機に書くべき内容

アパレル業界の志望動機では、「ファッションやアパレル業界への興味」や「応募先の企業やブランドへの興味」に加え、「自己PR」を書くのが効果的です。
志望理由を明確に書く
ファッションやアパレル業界への興味
ファッション業界やアパレル業界に応募する場合は、おしゃれへの関心の高さを具体的な経験を踏まえてアピールするといいでしょう。
「SNSにコーディネートをアップしている」「スナップが雑誌に掲載されたことがある」「トレンドを学ぶために複数の雑誌を読んでいる」などの経験をいれるといいでしょう。
アパレル店員は、ブランドのモデルの要素も兼ねているため、当然おしゃれである方が採用されやすくなります。おしゃれに気を遣っていることが伝わると、志望動機の魅力がアップします。
応募先の企業やブランドへの興味
採用担当者からすれば「なぜうちに応募したのか?」は気になるポイントです。応募先の企業やブランドへの興味は、志望動機に書くとアピールに繋がります。
応募したい企業のホームページや、本店やブランドストアへ直接足を運び、情報収集するといいでしょう。
ブランドの商品へのこだわりやコンセプト、スタッフの方針などに着目してリサーチします。それらの点を踏まえて、自身の志望動機に繋げることが理想です。
自己PRを付け加える
ファッション関係の学校で学んだ方はもちろん、接客業で仕事をした経験があればプラスです。
また、アパレル店員は笑顔でお客様に接客をしたり、商品の説明や提案をするため、コミュニケーション能力が必要不可欠です。
会話のキャッチボールが得意だったり聞き上手なタイプの人は、具体的な経験を交えてアピールすれば、魅力的な自己PRに繋がります。
採用率を上げる志望動機の書き方

志望動機では、内容以外に書き方も重要です。ポイントは次の2点です。
- 200文字~300文字でまとめる
- 1行目に結論を簡潔に書く
200文字~300文字でまとめる
履歴書の中で志望動機や自己PRを書くスペースは限られているため、簡潔にまとまりのある内容を書く必要があります。
200文字から300文字程度で、前述した「志望理由」や「自己PR」をポイントを絞ってまとめるのが読みやすい文量です。
アピールしようとあれこれと書いてしまうと、重要なポイントが不明瞭になってしまいます。ポイントを絞って書いてください。
1行目に結論を簡潔に書く
200文字から300文字の志望動機の中で、1行目の書き出しは特に重要です。志望動機の書き出しは第一印象に当たる部分なので、採用担当者をぐっと引き付けることができるかが1行目にかかっています。
書き出しが抽象的だったり、惹きこまれない内容の場合、その後の内容を真剣に読んでもらえない可能性があります。
特にアピールできる点を中心に1行目の文章は簡潔にまとめることが重要です。
【例文】アパレルバイトの志望動機(高校生・大学生・主婦)

前述した志望動機や自己PRの書き方を参考に、高校生・大学生・主婦と立場別の例文を紹介します。
高校生
高校生でアパレルのアルバイトをする場合は、熱意や熱心さが、店舗の雰囲気を盛り上げてくれることをアピールしてください。
笑顔やコミュニケーション能力、一生懸命に働く姿勢とチームプレーをアピールしてください。
接客業経験者の例文
流行だけにとらわれず、独自のものづくりをしている○○さんの洋服がとても大好きです。貴社の洋服を中心にコーディネートを考えているとワクワクしてきます。アパレルでアルバイトをした経験はありませんが、ファミリーレストランでホールを担当しており、笑顔とハキハキした声は店長からも太鼓判を押されていました。貴社でも笑顔でハキハキと頑張らせていただきます。
未経験の例文
貴社ブランドの大ファンで、お小遣いで何度も洋服を買わせていただく中で、貴社で働きたいと思うようになりました。販売員の方がいつも優しく接してくれ、ステキな先輩に囲まれて働いてみたいと思ったのもきっかけです。アルバイトの経験はありませんが、一つ一つ教わりながら、早く一人前の販売員になれるよう頑張ります。
大学生・短大・専門学生
専門学校・短大・大学に進学してアパレル関係を専攻している人も多いでしょう。将来をアパレル業界で考えている人にとっては、アパレルバイトは知識・経験を現場で学べる絶好のチャンスになり、アパレル業界を志望するかを決める経験にもなります。
どういった理由で応募したのかという点と、学業・サークルとアルバイトの両立という点について書くといいでしょう。
アパレル関係を専攻している方の例文
アパレル業界へ就職を考えているため、学生の間に経験を積みたいと考えています。よく貴社で洋服を購入させていただいているのですが、迷ったときはいつもスタッフの方が親身になってアドバイスしてくださります。私もお客様に親身になって接客をできるスタッフになりたいので、貴社で経験を積みたいと考えています。アルバイトの経験はありませんが、服飾系の学校で学んでいるため、貴社にお役立てできるように頑張ります。
主婦
主婦の場合、料理の経験や実力は申し分ないと基本的には思われているため、どれだけシフトに入れるかが鍵となります
家事をこなしながら、どのように仕事をする時間を確保するのか志望動機欄でアピールするといいでしょう。
主婦の例文
婦人服ブランドの店長業務を4年間行ってきて、結婚を機に転職を決意しました。店舗運営はもちろん、接客コンテストでの入賞歴もあるため、接客には自信があります。在庫・商品管理、レジ操作(開け閉め含め)等、店舗業務全般の経験もあります。貴社の「エレガンスさ」を大事にしたコンセプトにとても共感し、ぜひ自分も貴社で働きたいと考えて志望しました。職場復帰するならば、ぜひ貴社で働きたいと思い、今回応募させていただきました。ブランクはありますが、スキルを活かして貴社のお力になりたいと思っております。
アパレル業界の志望動機NG例

アパレルバイトは人気の高いアルバイトのため、志望動機が弱いと面接前に落とされる可能性があります。
魅力的な志望動機にするため、次の2点に気を付けてください。
NG例. 洋服が好きだけが理由になっている
世の中には多くのアパレル企業があるため、ただ単に「洋服が好き」というだけではいけません。
採用担当者に「どこのブランドでもいいの?」と思われてしまう可能性があるため、志望するアパレル企業の商品の特徴を取り上げたり、魅力を感じる点を具体的に書きましょう。
NG例. 自己PRが書かれていない
ブランドへの憧れが強すぎると、自己PRを書き忘れてしまう可能性があります。
もちろん、ブランドに憧れや想いがあるのは大切な事ですが、面接ではファンを探しているのではなく、スタッフを探しています。
仕事として生かせる経験やスキルといった自己PRが書かれていないと、アピール不足になってしまうため必ず自己PRをいれましょう。
まとめ
今回は、アパレルバイトの志望動機について、合格するための書き方や例文について解説してきました。最後に要点を整理します。
まず、アパレルバイトの志望動機には、「ファッションやアパレル業界への興味」や「応募先の企業やブランドへの興味」に加え、「自己PR」を書くのが効果的です。
それに加えて、「200文字~300文字でまとめる」「1行目に結論を簡潔に書く」の2点にも注意して書くと採用されやすい志望動機になるでしょう。
履歴書の志望動機は面接に繋げるため、そして面接の自己紹介にも重要な要素です。今回紹介した構成や例文を参考に、熱意のある志望動機を作成してみてください。
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