カフェのアルバイトに応募する際に、履歴書の志望動機に何を書けばいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
カフェバイトは比較的人気の高いアルバイトのため、履歴書の段階で落とされないために、わかりやすく熱意のこもった志望動機を作成する必要があります。
そこで今回は、おしごと百花の日本全国で40万件のアルバイト・パート情報を扱う経験を活かし、次の4点について解説します。
- カフェバイトに合格する志望動機の書き方
- 【例文】カフェバイトの志望動機(高校生・大学生・主婦・フリーター)
- 印象を悪くするカフェバイトの志望動機
- 【注意点】誤った敬語や誤字脱字は避ける
それでは、本文をご覧ください。
カフェバイトに合格する志望動機の書き方

履歴書に書かれる志望動機や自己PRは、面接を行うかどうかの判断材料になり、面接の自己紹介でアピールするポイントにもなります。
面接では、声のトーンや服装も判断材料になりますが、そもそも履歴書の段階で落とされないためには、わかりやすく熱意のこもった志望動機を作成する必要があります。
自身のアピールポイントと、なぜそのカフェで働きたいのかという想いが伝わるような構成で作成するといいでしょう。
1行目に結論を簡潔に書く
履歴書の中で志望動機や自己PRを書くスペースは限られているため、簡潔にまとまりのある内容を書く必要があります。
アピールしようとあれこれと書いてしまうと、重要なポイントが不明瞭になってしまうため、ポイントを絞って書くことが望ましいです。
カフェ経験がなければ「接客が好き」や「チームで働くスキルを身に着けたい」といった志望動機、飲食店で働いた経験があれば「経験を活かせる」といった点をアピールするのがカフェバイトの志望動機には適切です。
また、純粋にコーヒー好きといったアピールも、カフェで働きたいという気持ちが伝わります。
例えば、「コーヒーに情熱を持っており、おいしいコーヒーが淹れられるようになりたい」「バリスタに憧れていて、コーヒーを淹れる技術について学びたい」などです。
志望動機が将来の夢やなりたい職業に通ずるものだと、より説得力が増します。
具体的な理由を添える
上記の結論の理由付けとなるエピソードを入れておきましょう。ポイントは、次の通りです。
- カフェバイトに応募したきっかけ
- カフェバイトに活かせる経験談やエピソード
- カフェバイトを通じて得たいスキル
書き方としては、
「接客に興味があり応募しました。普段から勉強等でカフェを利用していますが、スタッフの方の心配りのお陰で、快適に過ごすことができています。私のようにカフェで時間を過ごすお客様に素敵な時間を提供できたらと考えています。」
のように、結論→理由の順で書くといいでしょう。
応募したカフェで働きたい理由を加える
「このカフェを長年愛用していて、スタッフとしてこのカフェに貢献したい」など応募したカフェで働きたい理由を志望動機に書くことで、熱意をアピールすることができます。
また、通ったことがないカフェでも、店舗のWebサイトからカフェオーナーのこだわりやビジョン、メニューやお店の雰囲気など、そのカフェならではの魅力が読み取れる可能性があります。
そういった共感したポイントから志望動機をつくることで、印象のいい志望動機になります。
【例文】カフェバイトの志望動機(高校生・大学生・主婦・フリーター)

前述した志望動機や自己PRの書き方を参考に、高校生・大学生・主婦・フリーターと立場別の例文を紹介します。
高校生
高校生でカフェのアルバイトをする場合は、若さと元気をアピールしましょう。あなたの熱意や熱心さが、カフェの雰囲気を盛り上げてくれることをアピールしてください。
コミュニケーション能力、新しい技術を学ぶ熱意、細やかな気配りなどをアピールしましょう。一生懸命に働く姿勢とチームプレーをアピールしてください。
経験者の例文
1年間カフェで働いていましたが、なかなか希望通りにシフトが組んでもらえなかったためこちらに応募しました。授業が終わった放課後~閉店の時間までシフトに入れます。また、土日は夕方から塾があるため、日中の勤務ができればと考えてします。週3~4日は働きたいと思っています。精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。
未経験の例文
今までバイトをしたことがなく、今回が初めての応募になります。ずっと前から、初めてのバイトはカフェにしたいと考えていました。最近は友達とよくカフェに行っていて、こちらのカフェもよく利用させていただいてます。こちらのカフェは店員の方の接客が心地よく、私もそんな接客ができるようになりたいと思い応募しました。元気に頑張りますので、よろしくお願いいたします。
大学生
大学生の方は、学業・サークルとアルバイトの両立という点について、具体的に書いておいた方がいいでしょう。
また、大学生が多く働いているカフェに応募すると、担当者も理解を示してくれるため、採用される可能性が上がります。
経験者の例文
私は高校生の頃に3年間レストランでアルバイトをしてきました。料理出しや接客を始め、レジ打ちや掃除までホール業務を一通り行えます。基本的な業務は経験があるため、こちらでも即戦力になれるよう頑張ります。平日は毎週月~木曜日の17時から勤務可能です。土日は月に1度、サークルの予定がありますがそれ以外は基本的にシフトに入れればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
未経験の例文
大学1年生で、学業とサークルの時間のめどが立ってきたので今回応募しました。毎週水~金曜日は授業後の17時から勤務可能です。土日は基本的に朝から勤務可能なので、時間があるときはシフトに入れればと思います。サークルの関係で土日のシフトに入れない時は、早目に相談させていただきます。
主婦
主婦の場合、料理の経験や実力は申し分ないと基本的には思われているため、どれだけシフトに入れるかが鍵となります
家事をこなしながら、どのように仕事をする時間を確保するのか志望動機欄でアピールするといいでしょう。
経験者の例文
子どもが小学校に進学し、時間に余裕ができたためパートとして応募しました。結婚前は飲食店のキッチンスタッフとして8年間働いてきたため、料理は問題なく行えます。また、平日は子どもが帰ってくるまでの15時までは毎日働かせていただこうと思っています。
未経験の例文
子どもが小学校に進学し、時間に余裕ができたためパートとして応募しました。結婚前は不動産会社の事務職として5年働いていたため、接客業は未経験ですが、責任をもって仕事に取り組みます。平日は毎日15時まではシフトに入れますので、ご迷惑をかけないように早く仕事を覚えられればと考えています。
フリーター
フリーターの場合、即戦力になってくれそうか、レギュラースタッフとして長期間働いてくれそうかをみています。
過去に飲食店で働いた経験があればそれをアピールする、経験がない方は、長期的に働く意欲をアピールすると採用側からみて印象がいいでしょう。
経験者の例文
飲食店のホールスタッフとして3年間働いてきましたが、その店舗の閉店に伴いこちらに応募いたしました。3年間ホールを経験しているため、ホールでの接客業務はひと通りできると思います。また、笑顔を心がけた接客で、3年間トラブルなく接客を続けてきました。すぐに仕事を覚えて即戦力になるように尽力します。
未経験の例文
以前はスーパーのレジ打ちとして勤務していましたが、接客業に興味を持ち、こちらに応募しました。以前の職場は通勤時間帯が非常に忙しく、正確ですばやいレジ打ちを身につけました。また、年齢・性別関係なくスタッフと和気あいあいと働いてきましたので、こちらでもスタッフと仲良く働ける自信があります。今までの経験を活かし、責任感をもって仕事をします。
印象を悪くするカフェバイトの志望動機

カフェバイトの志望動機や自己PRを書くにあたり、どのような内容だと不採用になりやすいのか3つポイントをあげます。
家から近い
家から近いという理由は悪くないですが、その理由しかないと家から近ければどこでもいいのか、という印象を与えます。
嫌なことがあったらすぐ辞めそうという印象を与えるため、好ましい志望動機とはいえません。
楽そう・簡単そう
楽そう・簡単そうという理由は、仕事に対してやる気がない印象を与えかねません。
「仕事内容に興味がある」「そのお店の雰囲気やメニューが好き」など、前向きな理由に言い換えるとイメージがかなり変わります。
お金のため
お金のことに触れると、他に時給の高いアルバイトがあれば、すぐに辞められてしまうと思われる可能性があります。
どうしてもお金について触れるなら、学費のため、留学資金のため、など前向きな理由にするだけで印象が変わります。
【注意点】誤った敬語や誤字脱字は避ける
どんなに内容の良い志望動機や自己PRでも、誤った敬語表現や誤字脱字があると印象が悪くなります。
誤字脱字が無いように注意深く書くのは当たり前ですが、書き間違える可能性を考慮して消せるボールペンを使用するといいでしょう。間違っても修正ペンや修正テープを使用した履歴書を使わないようにしましょう。手書きでなくパソコンで作成するのもありです。
履歴書に記入する際は、「ですます調」で書きます。御社・貴社などの敬語表現は、使い慣れていないと間違える可能性があるので、注意して作成しましょう。「ら」抜き言葉のような文章も稚拙に見えるため注意が必要です。
高校生や大学生であれば、かなりキレイな敬語表現でなくても、敬語を使う姿勢があれば印象が悪くなることは殆どありません。失礼な表現になっていないか何度も確認しましょう。
まとめ
今回は、カフェバイトの志望動機について、合格するための書き方や例文について解説してきました。最後に要点を整理します。
まず、カフェバイトの志望動機は次の3つのポイントで構成するだけで、印象がグッとよくなります。
- 1行目に結論を簡潔に書く
- 具体的な理由を添える
- 応募したカフェで働きたい理由を加える
逆に印象が悪くなる次のような志望動機は避けるべきでしょう。
- 家から近い
- 楽そう・簡単そう
- お金のため
履歴書の志望動機は面接に繋げるため、そして面接の自己紹介にも重要な要素です。今回紹介した構成や例文を参考に、熱意のある志望動機を作成してみてください。
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