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【静岡特産「石垣いちご」のイチゴ狩り】私の舌を幸せへと誘う、石垣いちごの実力に感動!

いちご海岸通り

ちょっと前に新年を迎えたかと思ったら、あっという間に1月も終盤。今年も光の速度で日めくりカレンダーが消費されていきますね。

はぁ…、ぬくぬくダラダラ過ごしていた夢のような正月休みが懐かしい…。そんなどうでもいい回顧とともに、私の愛車は久能海岸沿い(国道150号線)をひた走ります。そう、通称「いちご海岸通り」です。

ということで、今回の体験レポートは最盛期を迎えたイチゴ狩り。静岡でイチゴ狩りと言えば、やっぱり「石垣いちご」ですよね。山の斜面に積んだ石垣やコンクリート垣にイチゴの苗を植え付けて栽培されるイチゴのことで、静岡の温暖な気候+石垣の放射熱や蓄熱効果によって、とっても甘いイチゴに育つんですよ。

イチゴ狩りと言えば、やっぱり「石垣いちご」

訪れたのは、徳川家康公を祀る国宝「久能山東照宮」のすぐ目の前にある「いちご狩りパーク 久能屋」さん。前日にネット予約(14時)をしていたのですが、到着したのは14時10分…。

急いで受け付けに向かい「遅くなってごめんなさい…」と名前を告げると「このくらいなら大丈夫ですよ」とスタッフさんがやさしく対応してくれました。はぁ、良かった(笑)。

料金を支払って受け付けを終えると、練乳が入ったカップ、イチゴのヘタを入れるトレイ、ビニール袋(ゴミ袋として使用)を手渡され、「10分後にご案内しますね」とのこと。

しばしの待ち時間を利用して、店内をあれこれ見て回りました。お土産コーナーにはパックのイチゴをはじめ、イチゴのお菓子、オリジナルのイチゴジャムなどがずらりと並んでいます。

また、久能屋さんと言えば「いちごカフェ」が併設されているのも特徴です。イチゴを贅沢に使用した生ジュースやシェイク、ソフトクリーム、パフェやパンケーキなど、流石のメニューが取り揃えられていました。

いざ、イチゴハウスへ

そんなこんなで店内をうろついていると、後ろから「○○さん、お待たせしました」の声。イチゴ狩りの簡単な説明や注意点を聞いた後、歩いて5分ほどのところにあるハウスへと誘導してくれました。

小高い山の斜面にかわいらしく並び立つ小さめのハウス群。眼下には駿河湾の絶景が広がっています。

スタッフさんがひとつのハウスの入り口を開けて「○○さんはこちらのハウスです。奥のイチゴからお願いします。いっぱい食べてくださいね」と案内してくれました。

コロナ対策も考慮してとのことですが、1グループ・1ハウス貸し切りというのが良いですね。他のお客さんのことを気にすることなく、のんびりとイチゴ狩りを楽しめそうです。

「奥から」とのことだったので、入り口をくぐってズンズンとハウスの突き当たりまで進みます。言わずもがなですが、ハウスの中はぽっかぽか。10年に一度の最強寒波なんぞ何のそのです。

そして、青々とした葉の間から覗く宝石のような赤い実たちが「いらっしゃい」とばかりに出迎えてくれました。色、形、熟度はさまざまですが、どの粒もとってもキュートで自然とテンションが上がります♪

30分食べ放題は嬉しい

制限時間は30分。持ち帰りはできませんが、時間内は食べ放題です。一切の遠慮なしで、さ~、いただきますよぉ!!!

まずはちょっと小ぶりの完熟した一粒から。摘みたてそのままの味を楽しんでみます。パクッとな…。う~~~~ん、しぃあわせぇ~~~! 

ハムッと噛んだ瞬間に弾けるジューシーな食感、そして、ふんわ~りと広がっていく品の良い甘み。正直、文字に起こすのは難しい。とにかく食べてみて(笑)! 

イチゴの品種は「章姫(あきひめ)

そんな感じの絶品イチゴでございます(ちなみに品種は「章姫(あきひめ)」です)。驚いたのは、ハウス内(しかも一番奥)なので、常温よりちょっと温かいくらいのイチゴなのですが、これが意外とアリ!ってこと。

ほんのりぬくもりを感じるイチゴだからこそ、余計にまったりとした甘みが感じられるというか、個人的には新たな発見と言える味わいでした。

続いて、二粒目。今度は、練乳のちょい付けで味わってみます。うんうん、ダメな要素ゼロ。おいしいに決まっています。

が…、やっぱり何も付けない方が良いですね。石垣いちごの実力は、そのままでも十二分に私の舌を幸福へと誘ってくれます。練乳はあくまで味変用です。

まずはいけるところまで、石垣いちごのありのままを味わいたいと思いました。と言うのも、同じハウス内のイチゴでも一粒一粒が本当に個性的なんです。

大きさ、形、完熟具合によって、食感や味わいに個性がある。だから「この子はどんな感じかな?」「あ、さっきの子より甘みが強いな」などなど、食べ比べできる楽しみを堪能したかったんですよね。

ハウスの奥から入り口に向かって少しずつ移動しながら、目ぼしいイチゴを摘み取っては、パクッ、またパクッ。

入り口付近に近づくにつれて、外気の影響を受けたちょっと冷えたイチゴにも出合うことができ、これもまた違ったおいしさで楽しませてくれます。

「そろそろかな?」と時計を見ると、スタートから約25分を過ぎたくらい。大量のヘタで埋め尽くされたトレイからもわかる通り、イチゴだけでかなりお腹が満たされるくらい食べてしまいました(苦笑)。

ビタミンCが豊富なイチゴを堪能

イチゴにはビタミンCが豊富に含まれているそうですが、この30分間で1年分のビタミンCを摂取できたのでは?と思っています(笑)。

恐る恐るヘタの数を数えてみたのですが…。まぁ、ざっと50はありましたかね。「帰りにカフェで何か食べようかな」とも考えていたのですが、ひとまずこの日は解散を決意。また後日、カフェだけでも利用してみようと思います♪ 

イチゴ狩りのシーズンは5月上旬頃までですが、やはり冬の時期の方が甘くておいしいとされていますので、気になる方は早めに足を運んでみてくださいね。また、久能屋さんでは「手作りいちご大福体験」もやっているみたいなので、こちらも併せてチェックしてみてください!

■ショップ情報

いちご狩りパーク 久能屋
住所/静岡市駿河区根古屋30
電話/054-237-0610
時間/10:00~15:00(土日祝9:00~16:00)※雨天休業あり
料金/小学生以上 2,300円、2歳~小学生未満 1,200円 ※4/2までの料金

HP/http://kunouya.com/ichigogari.html

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