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「静岡まつり」とはどんなお祭り?2023年静岡まつり現地レポートも紹介♪

2023年4月3日

静岡市民にはなじみが深い「静岡まつり」ですが、この春転勤などで静岡市に越してきた方の中にはこのお祭りをご存知ない方も多いでしょう。

また、長年の静岡市民の中にも、静岡まつりの歴史やどんなイベントがあるかをご存知ない方がいるかもしれませんね。

そこでこの記事では、静岡まつりの歴史や5つの主要イベントについて解説。また、主要イベントの中で特に大きく盛り上がる2大イベントの現地レポートもお届けします!

■静岡まつりの歴史

「静岡まつり」は、今川時代から450年以上続く静岡浅間神社の「廿日会祭(はつかえさい)」に呼応する形で、昭和32年から始まった市民のお祭りです。徳川家康公が家臣団と駿府で花見を楽しんだ故事にならって桜の季節に開催されるこのお祭りは、今や静岡市の春の風物詩となっています。

ここ数年、静岡まつりはコロナ禍による中止や規模の縮小を余儀なくされましたが、2023年は例年と同じ規模での開催が決定。3月31日から4月2日のお祭り期間中は、駿府城公園を含む静岡市の中心街に大勢の方が訪れました。

■静岡まつりの主要イベント

静岡まつりで催されるイベントは数多くありますが、静岡まつり実行委員会が「5つの物語」と位置付ける主要イベントは以下の通りです。

・前夜祭り
・駿府登城行列
・大御所花見行列
・夜桜乱舞・城下さくら踊り
・大御所観覧手筒花火

以上の主要イベントのうち、特に盛り上がるのが土日開催の「大御所花見行列」です。

大御所花見行列では、毎年芸能人が日替わりで大御所(徳川家康)に扮し、市民で構成される家臣団と静岡市の中心街を練り歩きます。桜舞い散る中で華やかな行列が練り歩く様はまるで絵巻のよう。それを楽しみに毎年静岡まつりに来る方も少なくありません。

また、第40回大会(1996年)から始まった「駿府登城行列」や「夜桜乱舞・城下さくら踊り」も毎年大きな盛り上がりを見せています。

2023年の静岡まつりは終わりましたが、2024年も例年通りの規模になると思われます。ぜひ来年の静岡まつりを楽しみにしていてくださいね♪ その予習編として、ここからは5つの主要イベントの中でも特に盛り上がる2大イベントの現地レポートをお届けします。

■第67回静岡まつり「大御所花見行列」「夜桜乱舞・城下さくら踊り」レポート

第67回静岡まつりの2日目(2023年4月1日)は朝から好天に恵まれました。その中で開催された「大御所花見行列」と「夜桜乱舞・城下さくら踊り」の現地レポートを写真付きでお伝えします。

現地レポート1:大御所花見行列と会場の様子

静岡まつりの目玉となる大御所花見行列は駿府城公園東御門からスタートし、以下のコースを練り歩きました。

画像引用元:第67回静岡まつり公式ガイドブック(PDF)より

東御門周辺は桜と行列との美しいコラボを楽しめるので、毎年スタート前から多くの方が沿道に詰めかけます。今年は1時間以上前から場所取りする人が数多くいました。

4月1日の大御所役はココリコの田中直樹さん。それに加えて、現在大河ドラマで今川氏真公を演じている溝端淳平さんも行列に参加することが報じられていました。そのせいか、行列開始間際の東御門は例年より人が多いと感じました。

午後2時15分、大御所様(徳川家康)による出発の掛け声とともに行列がスタート。家臣団やおつきの者が行列を先導して歩いていきます。
その中に混じって大きな山車がやってきました……が。

ああっ!屋根についた提灯が桜の枝に引っかかった!行列はいったんストップです。
約10分後、ようやく提灯が桜の枝から外れて行列がまた動きだしました。

それからしばらくすると、花車に乗った今川氏真公が近づいてきました。

氏真公は全身青装束でさわやかな印象。今川家の貴公子らしい雅な雰囲気と背景の桜が見事にマッチしています。
その後馬に乗った家臣団がさっそうと通り過ぎ、いよいよ大御所様の登場です。

目にまぶしい白装束の大御所様は、威厳がありながらどこかフレンドリーな印象。春の明るい風景をさらに明るく照らすその姿に、沿道からは大きな歓声が上がっていました。

続いて、大御所様に続いて御台所(みだいどころ)と中臈(ちゅうろう)がお見えに。いずれも公募で選ばれた静岡市の方です。
その間に、追手町会場(静岡市役所葵区役所前)には山車が終結し、ソーラン節などの催しが行われていました。

一方、駿府城会場はお祭りと花見を楽しむ人でいっぱい!

コロナ前のにぎわいが完全に戻ってきた印象です。満開の桜の下で多くの方が楽んでいる様子がこの風景からおわかりいただけるでしょうか?
ただ、まだコロナ禍が収束していない中であるため、会場の各所に検温所が設けられており、観客の大半はマスクを装着していました。

また、後ほどご紹介する「夜桜乱舞・城下さくら祭り」では、「声出し禁止」や「適度な距離を空けながら2列で並ぶ」などのル―ルが設けられていました。それでも、静岡まつりの会場は春の到来と祭りの開催を喜ぶ人の笑顔があふれていました。

●現地レポート2:大御所花見行列フィナーレ~夜桜乱舞・城下さくら踊り

祭りもたけなわとなった午後4時すぎ、静岡浅間神社から追手町会場に大御所花見行列が戻ってきました……が、突然法被姿の集団に囲まれる大御所様!

法被集団の正体は東海大学付属翔洋高校吹奏楽部。全国吹奏楽コンクールの常連校らしく次々と素晴らしい演奏を披露してくれました。
その後すぐ始まったのが、「夜桜乱舞・城下さくら踊り」です。
午後5時のスタートの合図を皮切りに、市の内外から参加したダンスチームや飛び入りのダンサーたちが踊り始めました。

春の宵の肌寒さをものともせず踊り続ける様は、まさに「夜桜乱舞」。次第にダンサーたちのボルテージは上がり、花冷えの空気を跳ね返すような踊りで観客を魅了しました。

夜桜乱舞・城下さくら踊りは暗くなるまで続きました。提灯に照らされながら踊る人々を見て、「ようやく従来の静岡まつりが戻ってきた」と実感した観客も多かったことでしょう。

以上の現地レポートで静岡まつりの様子が少しでもおわかりいただければ幸いです♪

■新・静岡市民の方はぜひ来年静岡まつりをお楽しみください!

長年静岡市民に愛されている静岡まつりは、新・静岡市民の方も十分楽しめるお祭りです。ぜひ来年は静岡まつりをお楽しみください!

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