
親のいる静岡市から離れて住む方の中には、「そろそろUターン介護をした方がいいのかな?」と迷っている方もいるでしょう。
しかし、いきなりUターン介護に踏み切れば失敗する可能性が高いので、メリットとデメリットの両面やUターンで生じるさまざまな課題を想定しながら計画的に準備を進めることが大切です。
静岡市ではそのような方に役立つサポートをいくつか用意しています。この記事ではその詳細についてご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね♪
■Uターン介護のメリット・デメリット

まずはUターン介護のメリット・デメリットを把握しておきましょう。
●Uターン介護のメリット
・親の介護サポートが容易になる
・静岡市に住む兄弟がいれば親の介護を分担できる
・静岡市の介護情報を容易に入手できる
・親が住み慣れた環境で介護を受けられる
●Uターン介護のデメリット
・自分や家族のライフスタイルが大きく変わる
・静岡市で新たに住居を探す必要が生じる
・転職で収入が下がる恐れがある
・自分や家族のキャリアが中断される
Uターン介護は親子ともに安心感が大きい反面、自分たちの生活が大きく変わります。特に、仕事、収入、住居の変化は生活を揺るがす大きな問題になりかねません。
その点についてはUターンの是非も含めて家族で相談していく必要がありますが、以下で紹介する静岡市の各種サポートを利用することも考えてみましょう。
■静岡市で介護をサポート!地域包括センター

高齢の親が心配になったら、まず親の住む地域にある地域包括センターに相談しましょう。現在子どもが遠くに住んでいても、親が現状に適した介護サポートを受けられます。
<地域包括センターの支援内容>
1 保健・福祉・医療・介護などの総合的な相談
2 高齢者が自立して生活できるような支援
3 高齢者の権利(人権・財産など)を守るための支援
4 高齢者が住みやすい街づくり
以上の支援内容には介護予防ケアプランなども含まれており、幅広い介護サポートが受けられます。
それを知っているだけでも、介護が必要になった時冷静に対処できるでしょう。
参照 静岡市「地域包括支援センター(日常生活圏域)
https://www.city.shizuoka.lg.jp/000_003229.html
■静岡市に移住・就業する方をサポート!「静岡市移住・就業補助金」

東京圏から近々Uターンを予定、またはUターンして間もない方は「静岡市移住・就業補助金」を申請できるかもしれません。
●支給金額
・2人以上世帯 100万円
※(世帯内に18歳未満の方がいる場合)
2023年4月1日以降に移住した方 1人につき100万円加算
2023年3月31日以前に移住した方 1人につき30万円加算
・単身者 60万円
●移住前の要件
1、2のすべてを満たす必要があります。
1 東京23区内に居住、または一部地域を除く東京圏(埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県)に居住して東京23区に通勤・通学していた
2 1の居住期間が移住直前の10年間のうち通算5年以上、かつ、移住直前に連続して1年以上
●移住後の要件
以下のいずれも満たす必要があります。
1 補助金の申請時点で転入後3か月以上1年以内
2 静岡市に補助金の申請日から5年以上継続して居住する意思を示している
●就業に関する要件
以下のすべてを満たす必要があります。
1 勤務地が一部地域を除く東京圏以外にある
2 就業先が静岡県のマッチングサイト掲載の移住・就業補助金対象求人企業である
静岡県のマッチングサイト「しずおか就職net」
https://www.koyou.pref.shizuoka.jp/
3 3親等以内の親族が経営する会社に就業していない
4 週20時間以上の無期雇用契約で3か月以上就業している
5 (就業した企業の)支援金対象求人が都道府県マッチングサイトに掲載された日以降に応募した
6 支援金申請日から5年以上就業先で勤務する意志を示している
7 新規雇用である
参考 「静岡市移住・就業補助金のごあんない(PDF)」
https://www.city.shizuoka.lg.jp/000989918.pdf
以上の他にもさまざまな要件があります。詳しくは上のリンクからご確認ください。
なお、「静岡市移住・就業補助金」は予算が決まっているため、申請希望者は静岡市の担当窓口へ早めに相談しましょう。
担当窓口
静岡市役所清水区役所産業政策課企画係
TEL:054-354-2185
Mail: sangyouseisaku@city.shizuoka.lg.jp
■静岡市で住宅を購入したい方をサポート!静岡市空き家情報バンク&静岡市空き家改修事業補助金交付制度

静岡市にUターンする方にとって大きな悩みとなるのが、住宅探しやそれに伴う多額の出費です。
その悩みを軽減するのに役立つのが、静岡市の空き家情報バンクや静岡市空き家改修事業補助金交付制度です。
●空き家情報バンクとは?
「空き家情報バンク」は、静岡市のホームページ内に設置された空き家情報ページです。業者が自社の空き家物件の情報を空き家バンクに登録し、その情報を見た人が空き家情報バンクを通して空き家の購入などができるしくみになっています。
●静岡市空き家改修補助金の概要
「空き家情報バンク」を通して空き家を買うと、市が家の改修費用を補助する「静岡市空き家改修補助金」を申請できます。
静岡市空き家改修補助金の概要は以下の通りです。
<対象となる方>
・空き家情報バンク登録住宅の購入者
・10年以上居住する予定の方
<補助金額>
・県外からの移住者 100万円
・小学生以下の子どもがいる世帯 100万円
・居住誘導区域内に移住する方 80万円
※詳しくは市にお問い合わせください
・その他 70万円
<対象となる経費>
・電気、ガス、水道施設の改修費
・台所、トイレ、風呂の改修費
・内装、外装、屋根の改修費
・改築、増築、減築などの経費
参照 静岡市空き家改修補助金事業パンフレット(PDF)
https://www.city.shizuoka.lg.jp/000938641.pdf
その他の詳しい情報については以上のリンクからご確認ください
■静岡市で賃貸住宅に住む子育て世帯をサポート!特定優良賃貸住宅の子育て支援事業

静岡市でUターン介護する方の中には、市内で賃貸住宅に住む予定の子育て世代もいるでしょう。その場合は「特定優良賃貸住宅の子育て支援事業」で家賃サポートを受けることを検討しましょう。
●特定優良賃貸住宅の子育て支援事業とは?
安心して子育てできる良質な賃貸住宅の家賃を静岡市が補助する事業です。
●対象となる世帯
以下のいずれも満たす世帯が対象です。
1 平成19年8月1日以降に新規入居する世帯
2 小学校6年生までの子どもを扶養している世帯
3 世帯所得月額が下記の範囲内である世帯
世帯所得月額の下限 15万8,000円
世帯所得月額の上限 26万8,000円
●市の家賃補助金額
家賃の4割(自己負担額の6割)
参照 静岡市特定優良賃貸住宅(子育て)について
https://www.city.shizuoka.lg.jp/412_000019.html
詳しくは以上のリンクからご確認ください。
■静岡市の各種サポートの利用でUターン介護の課題を克服できるかも!
Uターン介護には多くの課題がありますが、静岡市で用意している各種サポートが利用できれば克服できる課題もあるかもしれません。要件などが合う場合はぜひ申請してみましょう。
Uターン介護に伴い静岡市で仕事を探す方は、求人サイトをチェックすると選択肢が大きく広がります。特に接客業に興味がある方は接客業の求人が多い「おしごと百花」の求人情報をチェックするのがおすすめ♪ぜひチェックしてみてくださいね。